夜中にトイレで起きない「6つの掟」 2回以上行く70代は死亡率2倍

「週刊文春」編集部
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「夜中にトイレに行く回数が増えると、死亡リスクも高くなります。70代以上の高齢者では、トイレに2回以上行く人の死亡率は1回以下の人の約2倍です」

 そう指摘するのは、マイシティクリニックの平澤精一院長だ。夜中に尿意で何度も目が覚める……高齢者にはよくある悩みだ。真冬に布団から出てトイレに行くのはただでさえ辛いが、「死亡リスクが高まる」となると穏やかではない。

 日本排尿機能学会の調査によると、60代以上の約8割が「夜間頻尿」を患っているという。

「男女別にみると、全年齢層では女性がやや多いのですが、60代以降は男性が多い。夜中何度もトイレに起きてしまって寝不足になり、日中睡魔に襲われるなど、QOLが著しく下がる障害なのです」(同前)

 そもそも夜間頻尿とはどんな症状を指すのか。日本大学医学部泌尿器科学系・髙橋悟主任教授が解説する。

「就寝後に一度でもトイレに行ったら夜間頻尿に該当します。ただ、寝不足になるなど日常に支障が出なければ問題はありません。治療の対象となるのは、2回以上の方が多い」

 夜のトイレの回数が増えるとなぜ死亡率が上がるのか。「思わぬ病気が隠れている可能性があるからです」と語るのは、順天堂大学附属病院泌尿器科の堀江重郎教授だ。

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source : 週刊文春 2022年1月13日号

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