氷川きよし「演歌は歌いたくない」事務所との攻防

「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能

 大泉洋が「並々ならぬ覚悟で歌うんでしょうね」と言えば、川口春奈も「この曲を選ばれたことに並々ならぬ決意を感じます」。司会の二人が口を揃えて語った氷川きよし(44)の“並々ならぬ”覚悟と決意とは。

 

 氷川は過去2回、紅白では演歌を封印していた。

「19年の紅白の囲み取材で『きーちゃんらしく。きよし君にはさよなら』と“きよし卒業”を宣言。周囲に『演歌は歌いたくない』と漏らし、2年続けて『ドラゴンボール超』の主題歌『限界突破×サバイバー』を歌った」(スポーツ紙記者)

 美女化も止まらない。

「一人称は『あたし』で、メイクを施しドレスを纏う。今回のリハーサルの際には、“今後、紅組・白組を選べるようになるらしい”という噂を聞き、『それなら紅組がいいわよねぇ』と言っていた」(NHK関係者)

 だが演歌の貴公子として築き上げた地位に終止符を打つのは簡単ではなかった。

「自分らしく生きること、そして演歌との訣別を宣言したい氷川の意向に事務所は反対してきた。ここ数年は双方の攻防が続いており、取材で発言しても、事務所に削られてしまうことも。コンサートで演歌と、それ以外の曲調の2部構成にするなど、折衷案を模索している」(前出・記者)

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source : 週刊文春 2022年1月13日号

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