デビュー15周年で紅白初出場となったKAT-TUN。毎年数多くのジャニーズ事務所所属のグループが紅白に登場する中で、なぜ彼らは今まで出演できていなかったのか。
2006年にデビューした彼らのスタートは、華々しいものだった。
「現社長の藤島ジュリー景子氏の肝いりでデビューしたため、PR活動も別格扱い。東京・渋谷をジャックして、街中KAT-TUN一色に染めたこともあった」(スポーツ紙デスク)
その甲斐あって、デビューシングル『Real Face』はミリオンを突破。09年には、史上初の東京ドーム8日連続公演という記録を達成した。
だがその人気とは裏腹に、紅白とは縁がなかった。理由はメンバーの素行問題だ。
「一番人気の赤西仁は、夜遊びする姿を幾度となく報じられた。田中聖(こうき)も度々女性との交際が表沙汰になり、事務所に内緒で西麻布にバーを開いたこともあった。田口淳之介も、後に大麻所持で共に逮捕される女優・小嶺麗奈との交際を続けるなど、メンバーの素行不良が問題になっていました。当初はKAT-TUNに肩入れしていたジュリー氏もそんな3人を毛嫌いするようになった。またジュリー氏の母のメリー喜多川氏も快く思っていなかったため、彼らの紅白への出場を封じていたのです」(同前)
今回、事務所からの“紅白出禁”が解かれた理由の一つは、問題児だった赤西、田中、田口の3人の退所だ。そして比較的大人しい亀梨和也、上田竜也、中丸雄一の3人が残ったこと。もう一つは、ジュリー氏の意向だという。
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source : 週刊文春 2022年1月13日号