キャンプインを迎えた球界が、新型コロナウイルスの直撃を受けている。

 オミクロン株による感染拡大で、1月に入って感染者が急増。28日には7球団で16選手の陽性が発表されるなど、1月中の選手、関係者の感染数は100人近い数字に達している。

「やはり年明けから始まった自主トレが、クラスター発生の要因になっているのは明らかです。昨年9月から感染者数が減少したこともあり、合同自主トレで選手が集まると、どうしても集団での飲酒、会食となる。キャンプイン前の1月24日に行われた新型コロナウイルス対策連絡会議では医療専門家から自主トレでの予防対策の甘さ、オフの気の緩みを指摘されていました」(スポーツ紙デスク)

 自主トレ中の“キャバクラ宴会”をネットニュースですっぱ抜かれたのは、ソフトバンクのベテラン・松田宣浩内野手(38)だった。

球団史上最大の減俸幅となった

 松田は熊本で「熱男塾」と称して他チームの選手も参加した自主トレを行っていたが、1月17日に参加者7人の感染を発表。中にはDeNAの宮﨑敏郎内野手(33)らも含まれていた。

 7人は熊本県内のホテルで約10日間の隔離生活を送り、松田は27日に練習を再開。キャンプは同じく感染組の柳田悠岐外野手(33)らと共に、ファーム施設での体力強化を主体とするC組スタートが決定した。

「ただ、感染拡大が止まらない中で、球界関係者の間ではむしろ自主トレ期間に感染した方が、シーズンへの影響が少ないのではないかという指摘もあります」

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source : 週刊文春 2022年2月10日号