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千賀滉大(福岡ソフトバンクホークス 投手)「いままでの数字を全部ぶち抜くくらいの気持ちで行きたいですし、やらなきゃいけない」|鷲田康

野球の言葉学 第608回

鷲田 康

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エンタメ スポーツ

 ソフトバンクのエース・千賀滉大投手(29)の開幕投手が早々に決まった。

「開幕は千賀でいきたいと思います」

 ソフトバンク・藤本博史監督(58)がこう語ったのは、キャンプがまだ中盤の2月15日で、もちろんこの時期の開幕投手発表は12球団最速。それだけ、今年の千賀の仕上がりがいいということの証でもあった。

6年連続で二桁勝利を続ける

 昨オフには新たに年俸6億円の5年契約を結んだ。ポイントは千賀の側から契約を破棄できる「オプトアウト」条項がついていることだった。千賀はかねてからポスティング制度でのメジャー移籍を要望。しかし球団が認めないままに、国内フリーエージェント(FA)権の獲得を目前にした一昨年オフには、球団の複数年契約の申し出を断り、単年契約を結んでいた。しかし今度は念願の海外FA権取得を目前にして、異例の複数年契約となったのだ。

「いつ野球選手は大きなケガをするか、どうなるか本当にわからない」

 昨年開幕直後に左足首の靱帯を断裂し、シーズン前半を棒に振った千賀にとっては、そうしたケガなどのリスクヘッジとして。球団は、メジャー移籍は仕方ないとしても、もし実現しなかった場合に、国内他チームへの流出を防ぐため。そんな両者の思惑が合致し、オプトアウト付きの異例の5年契約となった訳だ。

 もちろん順調にいけば今季中に海外FA権を取得し、いよいよ本格的なメジャー移籍の準備が始まる。その指南役と目されているのが、千賀が米国の自宅に遊びに行くなど個人的に交流のあるサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手(35)だった。

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source : 週刊文春 2022年3月3日号

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