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「高齢者うつ」のサインを見逃すな

「週刊文春」編集部
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 5月、渡辺裕之(享年66)、上島竜兵(同61)と、60代芸能人の自死が相次いだ。

 メンタル面の要因が指摘されているが、ニュースに接し、そういえば最近、実家の父の元気がない……と急に不安になった人もいるのではないだろうか。

 全世代の自殺者のうち、60代以上は約35%を占める。そのうち5人に一人がうつ病が原因だという。

 

▶︎10人に一人が…、夜中に目が覚める、食が細くなる

▶︎妄想が特徴「お金がない」「私は役に立たない」「病気に違いない」

 

 高齢者のうつ病人口は年々増加傾向にある。厚生労働省の「患者調査」(平成29年)によれば、躁うつ病を含む気分障害の患者のうち、35%を65歳以上が占める。慶応義塾大学医学部精神・神経科学教室教授の三村將医師が語る。

「高齢者のうつは、60代、70代が最も多い。およそ十人に一人がうつを抱えていると考えられます」

三村氏

 昨今のコロナの影響も大きいという。順天堂大学順天堂越谷病院メンタルクリニック教授の馬場元医師が指摘する。

「うつ病は人と会う頻度が多いほどかかりにくくなる。そのため社会的孤立を防ぐことが重要ですが、コロナ禍で人との交流が制限されたことで、うつになる高齢者が増えてきています」

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source : 週刊文春 2022年5月26日号

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