国内外の帽子を多く展示・販売する「ハットマニア」と言うイベントで、帽子とファッションの相性についてのトークショーをしたことがあります。帽子を積極的に楽しんでいる沢山の方々にお会いできたのですが、その際に、言葉・行動共にパワフルでエレガントな方が多いという印象を受けました。帽子を着けこなしている事が自信を増幅させているのかなと感じます。皇室の方の行事の際のお帽子も、フォーマルで素敵ですよね。

 ただ、一般的には帽子選びは苦手な方も多く、この時期は「選んで欲しい」というオファーが増えます。頭に被るものなので、服や体とのバランスを考えてトータルで似合うものを選ぶのはなかなか難しいものです。

 うちの母にも定期的に帽子選びを頼まれるのですが、母の希望は「完全遮光(UVカット)でオシャレなもの」。母の手持ちの服を知っているので、素材感や色味を合わせてセレクトしています。脱いだ時に髪がぺちゃんこになってしまうのも気にしていたので、クラウン(上部)が比較的高いものを選びますが、それでも頭頂部が寝てしまう時は、寝癖直しのミストなどを使い、立ち上げてもらっています。

 帽子の種類は120種類ほどありますが、帽子売り場で目にする代表的なものと言えば、麦わら帽子・カンカン帽・女優帽(つば広帽子)・中折れ帽・ベレー・バケットハット・キャスケット・ベースボールキャップ・ニットキャップなど。前半の五つについては、エレガントにもカジュアルにもクールにもシチュエーションを選ばず使うことができ、後半の四つの帽子は、カジュアルなシーンに似合うものです。

 ポイントとしては、足元にヒールを履いて似合うかどうかを想像すると、その帽子がエレガントなシチュエーションでも着けられるかどうかが分かります。後半のアイテムは日常使いのイメージもあり、ご自身でも選びやすいと思いますが、前半のエレガントさを持つ帽子は選び方で大袈裟に見えてしまいがちです。そこで、そう見えないようにするためのコツをいくつか。帽子を選ぶ際にチェックしてみてください。

(1)よく着る洋服の素材から印象があまり離れないもの(細かい編み地の麦わらはエレガントに、粗い編み地のものはカジュアルなものと合わせる、など)。

(2)身長とのバランスを考える(つばが広い帽子を被る時は、ヒールなどでバランス調整)。

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source : 週刊文春 2022年6月30日号