『相棒』寺脇康文「衝撃復活」 水谷豊から昨年、直電が…

「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能

「杉下右京の“最強の相棒”は寺脇康文だとずっと思っています。60歳になった彼がどんな薫ちゃんを作り、豊さんがどう応えるのか。とにかく楽しみです」

 22年前のスタート時から監督を務めていた和泉聖治氏は思わず、少年のような笑みを浮かべた。

〈寺脇康文が5代目「相棒」に決定 14年ぶりタッグ〉

 6月23日朝、還暦を迎えた寺脇が、再び水谷豊(69)演じる警視庁特命係の刑事・杉下の最初の相棒・亀山薫役を演じることが発表された。“衝撃の復活劇”はテレ朝局内でもトップシークレットで進められたという。制作スタッフの話。

「クランクインは7月20日を予定していますが“新相棒”発表を隠すために、台本も企画書もスタッフには解禁当日まで渡されず、何の準備もできなかった。これから急ピッチで、寝ずに撮影準備です(笑)」

待望の復帰となった寺脇

 いまやテレ朝の看板となった『相棒』シリーズは、2000年に始まった。土曜の夜9時の2時間ドラマ枠『土曜ワイド劇場』の単発作品だったが、20%超の視聴率を叩き出し、毎週水曜夜9時の連ドラに“格上げ”となった。それ以降、10月から3月まで毎年2クール連続で放送を続ける超人気ドラマである。和泉氏が当時を振り返る。

「最初は豊さんも手探りで『杉下右京はどういう人間だろう』って悩んでいた。私たちと『英国調がいいのでは』『サスペンダーはどうでしょう』『飲み物は紅茶ですね』『じゃあ薫ちゃんは缶のアイスコーヒー』と話し合いながら、キャラクターを作り上げていきました」

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source : 週刊文春 2022年7月7日号

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