日本球界復帰を決めた秋山翔吾外野手(34)の広島入団は、球界関係者にとっては予想外の決断だった。
秋山がサンディエゴ・パドレス傘下の3A・エルパソを自由契約となったのは6月16日(日本時間17日)。直後に日本球界復帰の意思が伝わると、まず名乗りを上げたのが西武とソフトバンクの2球団。そこに割って入った形となったのが、広島だったのである。
西武は古巣。渋チンで有名なカープがマネーゲームでソフトバンクに勝てる訳もない。この突然の秋山争奪戦への参戦に「無理だろう」というのが、球界関係者の一様な反応だった。
しかし結果は大逆転だ。
「選手として長くやりたいし、球団本部長から、目標にしている2000本安打達成という話をしてもらって嬉しかった」
広島入り決断の理由を説明した秋山の言葉学である。
フラストレーションの溜まる米国での2年半。安打製造機として“イチロー二世”と期待されて乗り込んだが、散々の結果だった。
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source : 週刊文春 2022年7月21日号