オールスターゲームのファン投票では、セ・リーグの一塁手部門で巨人・中田翔内野手(33)が選出された。打撃不振でチームでもレギュラーとは言えない中田の選出に賛否が分かれたが、7月13日に発表された監督推薦でも、意外な人選が物議を醸している。

「今年は前半戦でロッテ・佐々木朗希投手(20)が完全試合を達成するなど、ノーヒットノーラン投手が4人も出ています。その四人衆がオールスターに集結するのではと言われましたが、その中の一人のDeNA・今永昇太投手(28)が監督推薦から漏れてしまったのです」(スポーツ紙デスク)

 実はこの監督推薦が発表される直前の7月9日にヤクルトで新型コロナウイルスのクラスターが発生。セ・リーグを指揮する髙津臣吾監督(53)も陽性判定を受け隔離となったために、監督推薦についての会見も行われていない。それもありこの意外な人選の背景には、球宴明けのペナントレースを睨んだ同監督の思惑があるのでは、と勘繰る声が飛んでいるのである。

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source : 週刊文春 2022年7月28日号