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『大喜利が強いアイドル』とのWボケがえげつないバラエティ

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「知らない(種類の)お笑いの番組なんですよ!」

 ゲストのパンサー向井慧が困惑する番組こそ「ナギザコ」こと『凪咲とザコシ』(テレビ朝日)だ。この番組は昨年10月から3月まで放送されていた、渋谷凪咲が様々な芸人をゲストに迎え「相方」を探すという『~凪咲と芸人~マッチング』をリニューアルしたもの。最後の「マッチング」相手だったハリウッドザコシショウが「相方」となったのだ。番組では独自のあだ名で呼びあうのが恒例だったが、その時に決めた「シュー太郎」という呼び名を渋谷が現在も継続して使っているのがなんだか可笑しい。「番組名が『凪咲とザコシ』なのに呼んでるのがシュー太郎っておかしくない?」とザコシが真っ当なツッコミをするも「それも含めこの番組かな」と渋谷は意に介さない。

 渋谷といえば「大喜利が強いアイドル」としてブレイク。先日放送された『まっちゃんねる』(フジテレビ)の「IPPON女子グランプリ」女性タレント部門にも出場した。その際、「仕事の半分以上が大喜利」と明かすと千鳥・大悟から「笑い飯・西田さんの仕事の仕方」とお笑い界屈指の“ストロングスタイル”の芸人に喩えられるほど、いまや「アイドル」という肩書が不要なレベルの活躍を見せている。

『凪咲とザコシ』でも、渋谷はボケまくり。ゲスト不在の際は、本来「大ボケ」で番組をかき回す役割を担うことが多いザコシショウがツッコミ役に回るという新鮮な構図になるのがこの番組ならでは。だからゲストが来れば自然と2人はWボケ状態に。それも芸人随一のカオスなボケをするザコシと、時にそれを上回る突拍子もないボケをする渋谷のWボケだから、ゲストの負担はえげつない。

写真は7/5放送より

 今春からラジオで朝の帯番組を務める向井の「喉を休めよう」という企画だった前回は、逆に喉を酷使させてしまった。ということで今回は、睡眠時間を満足に取れていないであろう向井に「ナギザコ流快眠方法」を伝授するという企画。だが、やはり一筋縄ではいかない。まずは体を動かそうと腕立てをさせるも、力を入れている最中に絶妙な間で質問をしたりボケまくる渋谷。そんな彼女を、娘を見守る父親のように微笑んで見ているザコシがとてもいい。ボケ合っているときも父娘が一緒にじゃれ合っているかのよう。

 それに翻弄されまくる向井は「ヤバいって! 一回ちゃんとやりましょうか、会議から!」と抗議するがもちろんカオス状態は続いていく。最終的には3人で雑魚寝することに。その光景がシュール。安眠させるための企画のはずが、ツッコミ芸人としてモヤモヤしか残らなかった向井が最後に一言。

「これはマズいわ、寝れねーよ、家帰って」

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source : 週刊文春 2022年7月21日号

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