人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
“フェス”と、聞いて先ず、思い浮かべるのは’69年、アメリカ合衆国ニューヨーク州サリバン郡ベセルで開かれた大規模な野外コンサート「ウッドストック・フェスティバル」だ。
何と3日間で約40万人の観客を集めたという。
後にこのコンサートの模様は『ウッドストック/愛と平和と音楽の3日間』というドキュメンタリー映画として公開された。
それまでは写真でしか見たことなかった海外のミュージシャン。僕は当時、中学生。映画館で初めて動き回る姿を観て“ホンマにおったんや”と、その事実だけでも十分感動したものだ。
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source : 週刊文春 2022年8月11日号