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「後継者」について|三木谷浩史

三木谷浩史「未来」 第56回

三木谷 浩史

連載

ビジネス 企業

 今年3月11日で、僕は57歳になった。楽天を創業してから25年余り。その歳月を振り返ってたまに思うのは、あの時代にインターネットで事業を興した同世代の起業家の多くが、すでに現役を退いているということだ。

 Googleを作り出したラリー・ペイジやセルゲイ・ブリン、Amazonを創業したジェフ・ベゾスなどがそうだ。志半ばで経営から離れた起業家も含めれば、数えきれないほどの同世代がビジネスの第一線から退いているのではないか。

Google共同創業者のラリー・ペイジ(左)とセルゲイ・ブリン

 アメリカでは「フィランソロピー」によるエコシステム文化も根付いているから、成功した起業家たちは財団を作って「社会貢献」にお金を使う、という第二の人生の選択肢を持ちやすいのもまた事実だ。

 それにしても、現役の起業家として残っているのは自分含めてごくわずかだ。「もうそろそろ後継者を決めてもいいんじゃないの?」「お金も貯まったでしょう?」と、思っている人もいるだろう。

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source : 週刊文春 2022年9月8日号

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