不意に必要になる服の代表格、喪服。クローゼットにあるけれど形が古くて着られない、着てみたら入らなかったと、私の元にも定期的にお客様が駆け込んできます。中には「これから急にお葬式に出る事になったから、夕方頃会えませんか?」なんて方も。大体ご不幸は急なんだけどな……と思いながらちゃんと助けますが、ある程度の年齢になると着る頻度も増えてきます。着こなしの間違いも若い頃とは違って恥ずかしいので、余裕を持って「今着られる喪服」と「それにまつわる小物」を準備してください。
ちなみに私はこれまでに一度の買い替えを経て、今は2着持っています。クラシックな形の一般的なものと、慶事でも着られる、少しデザイン性のあるもので、親族・仕事関連など、シチュエーションに応じていずれかを着ています。
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source : 週刊文春 2022年9月15日号