このオフは監督交代劇が相次いでいる。既定方針通りの阪神・矢野燿大監督(53)の退陣と岡田彰布氏(64)の復帰劇に始まり、広島は佐々岡真司監督(55)が成績不振を理由に辞任して、OBの新井貴浩氏(45)の新監督就任を発表。また昨季中に辞任報道のあった西武・辻発彦監督(63)が勇退し、松井稼頭央ヘッドコーチ(46)へのバトンタッチとなった。
これらの交代劇はどれもある程度は想定内ではあったが、電撃的だったのがロッテだった。一度は続投が決まっていた井口資仁監督(47)が、コーチ人事を巡る確執から最終戦後の監督挨拶で突然、辞任を発表。球団首脳も試合前に知らされるなど、こちらはまさに急転直下の退任劇である。
突然、湧き起こった監督人事。そこで球団が後任指名したのが、昨年まで投手コーチを務めていた吉井理人ピッチングコーディネーター(57)だった。
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source : 週刊文春 2022年10月20日号