「Rakuten OPTIMISM 2022」では、韓国の総合エンターテインメント企業・HYBEアメリカのユン・レンゾCEOとも対談させて頂いた。世界的に有名な韓国のアイドルグループBTSの結成にかかわり、彼らが今日の熱狂的な人気を勝ち得る過程で重要な役割を果たした人物だ。
彼と知り合ったのは、友人であるX JAPANのYOSHIKIの紹介だった。アメリカにいた数年前のある日、YOSHIKIから連絡があった。
「いま、ユンさんと一緒にいるから、来ませんか」
そう誘われたのが、レンゾさんと出会ったきっかけだ。
その後、僕らはディナーやゴルフを共にする友達になったのだけれど、レンゾさんから話してもらったBTSに代表されるK-POPのマーケティング戦略は大変興味深かった。
BTSは今でこそ全世界に熱狂的なファンを獲得しているグループだが、当時、アジアの音楽やエンターテインメントがそのような世界的な人気を持つとは思われていなかったようだ。ところが、K-POPは世界進出を見据えた戦略のもと、誰も想像していなかったような大きな成功を収めた。その立役者の1人がレンゾさんだった。
極めて強い「参加型」
実際にどのような戦略をとったのだろうか。対談のなかで彼が語っていたのは、こういうことだ。
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source : 週刊文春 2022年11月17日号