いまやすっかりテレビの朝の風景を変えた『ラヴィット!』(TBS)。日を追うごとにお笑い濃度を強め、「オープニング」がどんどん長くなっていき、もはやひとつのコーナーのように。放送時間の半分の1時間を超えても「それでは『ラヴィット!』スタートです」というMCの麒麟・川島明の宣言がされないことも珍しくなくなった。12月6日のオープニングもそう。その最後に川島とゲストのオードリー春日が「調べたいこと」として発表されたのが「2022年テレビ番組出演本数ランキング」だ。ニホンモニター調べでは上半期、1位・川島、2位・バナナマン設楽、3位・春日という順だった。

麒麟・川島明

 帯番組のレギュラーがないにもかかわらずトップを狙える位置につけた春日は、自身の番組などで「とにかく1位を獲りたい」と事あるごとに公言。「スベってヘコんでる時間あったら、その時間に1本ロケ入れてほしい!」とまで語り、ラストスパートの11月には『バゲット』(日本テレビ)の準レギュラーになって猛追。対する川島も『あちこちオードリー』(テレビ東京)にゲスト出演した際に「今年バリバリ1位狙ってる。人生で1回ぐらい一番出た人間になりたい」と意外なことに前のめり。対決ムードが高まっていた。

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source : 週刊文春 2022年12月22日号