生き生きとしたありのままの動物の姿を写し取り、観る者を虜にしてきた動物写真家が初登場。実はファッションを撮りたかった(!)等、岩合さんの意外なキャリアを紐解きます。“岩合流”動物の心をつかむ秘訣も大公開。

 

(いわごうみつあき 動物写真家。1950年生まれ。東京都出身。写真集『海からの手紙』で79年度木村伊兵衛写真賞を受賞。その後、「ナショナル ジオグラフィック」の表紙を二度飾る。2019年『ねことじいちゃん』、21年『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』で映画監督を務める。NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」が放送中。)

 

岩合 20年前に紅白の審査員でご一緒しましたよね。その時遠くから阿川さんが「岩合さ〜ん!」って手を振ってこられて。「ヒトを惹きつける方だなあ」って思ってました。

阿川 そんなことしましたっけ?(笑)実は40年ほど前にもご一緒してるんですよ。その時の岩合さん、目がピューマみたいに鋭くて。

岩合 確かにライオンやクジラを撮ってた頃は今よりもっと鋭い顔をしてたんじゃないかと思います。

阿川 目がキリッとしていて、カッコよかったの! あ、今でもカッコいいですけどね(笑)。

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source : 週刊文春 2023年2月9日号