政治家の方々に僕がいつも提言していることがある。それは、日本はいち早く「ゼロキャッシュ宣言」をすべきだという主張だ。
世界でいま最もキャッシュレスが進んでいる国と言えば、北欧のスウェーデンである。スウェーデンでは国策としてもキャッシュレス決済を推進しており、すでに町中のスーパーやカフェ、露店などで急速にキャッシュレス化が浸透している。同国中央銀行によると、2030年までには現金決済がほぼゼロになり、スウェーデンは完全なキャッシュレス社会になると予測しているほどだ。
世界の諸外国でもこうしたゼロキャッシュの波が押し寄せている。現在はキャッシュレス後進国ともいえる日本が、国策として「ゼロキャッシュ宣言」をすることには大きなインパクトがあると思う。
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source : 週刊文春 2023年3月23日号