韓国戦後、息子の言葉を聞いた母は涙した。ハーフを揶揄され、離婚、弟の闘病…。今、明かされる苦闘の日々。

 

「アメリカに行って12年目になるんですけど、凄く苦労したんですよね。向こうのマウンドやボールに慣れるのにも。でも、成功するまで帰れないって意地もあったでしょうし。ただ、(日本ハム時代には)鶴岡(慎也)君という信頼できるキャッチャーもいて、全て任せることができた。そういう環境で投げられることが、凄く本人の中で恋しかったと思うんです」

 大阪府羽曳野市のカフェで、そう明かしたのは、ダルビッシュ有(36=パドレス)の母・郁代さんだ。

「追われることのない自由な生活にはなったと思うんですけど、本当は多分、何度もまた日本に帰って野球がしたいって思っていたんだろうなって――」(同前)

 取材の終盤、そう口にすると、郁代さんは思わず涙ぐむのだった。

 3大会ぶりに世界一に登り詰めた侍ジャパン。その精神的支柱がチーム最年長のダルビッシュだった。メジャー組では唯一、2月の宮崎キャンプから参加。後輩たちに惜しみなくアドバイスを授け、オフには食事会を開催するなどチームをまとめ上げてきた。

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source : 週刊文春 2023年4月20日号