「1998年頃といえば、北朝鮮は飢餓で危機的状況だったはず。当時の彼女は丸々と太っており、あんな飢えた国から来たとは思えなかった」
スイスの首都ベルン。ある小学校教師は、北朝鮮の“実質ナンバー2”と言われる金正恩の妹、金与正の少女時代を振り返り、こう語ったという。
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2月9日から3日間にわたって、金与正は、北朝鮮の特使として平昌五輪を訪れた。
「韓国の文在寅大統領と4回も会って、平壌に招請する親書を手渡した。肩書きは『宣伝扇動部第一副部長』。同行した90歳の国家首班である金永南が気を遣う姿からも相当な権力の持ち主だとうかがえる。一方で、文大統領から開会式は寒くなかったかと問われ、『大統領様のお心遣いで大丈夫でした』と、満面の笑顔で応じ、文大統領を骨抜きにしていました」(現地特派員)
金正恩が全幅の信頼を寄せる金与正とはどんな人物なのか。
「生年月日は諸説ありますが、1987年生まれの30歳とされる。故・金正日と、愛人だった高英姫の娘で、政府高官の夫との間に、子どもが一人いると見られています」(韓国人ジャーナリスト)
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source : 週刊文春 2018年2月22日号