阿川佐和子のこの人に会いたい ゲスト・馬場あき子

初めての短歌といわれる「八雲立つ」の首。これは手を叩き、歌い踊りながらよむ、歌謡だったと思うんです。(第1443回)

阿川 佐和子
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 ドキュメンタリ映画の公開を記念して、短歌界のレジェンド・95歳の馬場あき子先生が登場! 短歌ブームが到来中ですが、先生の実感と展望とは? 五七五七七の心地よさの秘密を古典に遡り、お話しいただきました。

 

(ばばあきこ 1928年生まれ。東京都出身。歌人、文芸評論家。中学、高校での教員生活を経て、歌誌「かりん」を創刊。古典・能・民俗学に造詣が深く、94年に紫綬褒章を受章。2021年に『馬場あき子全歌集』を上梓。ドキュメンタリ映画は5月27日より全国順次公開。)

 

阿川 馬場先生はうちの母と同い年でいらっしゃるんですね。母は2020年に亡くなりましたけど、先生はこんなにお元気でいらして。

馬場 元気なだけなのよ。もうちょっと弱々しいとか、どこかが悪いとかいう方がいいんじゃない?

阿川 いやいや、素晴らしいじゃないですか。この度のドキュメンタリ映画『幾春かけて老いゆかん 歌人馬場あき子の日々』を拝見しました。お忙しいスケジュールをテキパキこなしていらして……。

馬場 今日は監督の田代裕さんが来てるから、あんまり言えないけれども……妖怪変化ですよ(笑)。

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source : 週刊文春 2023年6月1日号

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