祝・脚本賞受賞! 二度目のご登場となる是枝監督にお話を伺ったのは、カンヌに旅立つ少し前。映画『怪物』の裏話から日本映画界の変革を目指す活動について、そして新たな抱負まで語って頂きました。監督、次は米国へ!?
(これえだひろかず 1962年生まれ、東京都出身。映画監督。95年『幻の光』で映画監督デビュー。2018年『万引き家族』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。同映画祭で脚本賞を受賞した映画『怪物』が6月2日より全国公開予定。近刊に『映画の生まれる場所で』(文春文庫)。)
阿川 カンヌ国際映画祭に行かれるのは今回の『怪物』で何回目ですか?
是枝 コンペティション部門へのノミネートが7回で、実際にカンヌに行くのは9回目ですね。
阿川 そんなにたくさん! もう我が別荘みたいな感じですか?
是枝 いやいや、そんなことはなくて。やっぱりあの場は緊張します。
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source : 週刊文春 2023年6月8日号