海沿いののどかな漁村で漫画と本を何冊も持ち歩き、人見知りかつ会話が突飛すぎて「宇宙人」と呼ばれていた私にとって、少女漫画や学園もののラブコメは基本的にSFだ。私とは生きていた世界線が違いすぎる。でも『白山(しろやま)と三田さん』は、ラブコメながらなんだかシンパシーを感じて気づけば夢中で読んでいた。私には白山も三田さんもいなかったけれど。
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source : 週刊文春 2023年6月22日号