どんなに見つめ続けていてもあの人がこっちを向いてくれることはない。どんなに頑張っても、視線の先にはいつだってあの子。だから、横顔ばかり見ていたの――。『きみの横顔を見ていた』は、そんな淡くて切ない片思いを、透明感ある美麗な絵でこれでもかと言わんばかりに繊細に描いていて、あまりの没入感に読めば読むほど、もうちょっと胸が痛い。

 高校1年生の男女4人、全員が自分の好きな人は他の誰かが好きなことを知っている片思い。1人目の主人公である森光(ひかり)は自らを「平凡を極めた」と評し、こっそり一重に悩んでいる。一方、親友の美少女・麻里はまるでマンガの主人公みたい……彼女の恋の相手は誰が良いだろう?と妄想していると、クラスのムードメーカーである大谷が話しかけてきた。彼はどうやら麻里に片思いしているようで、光はその恋のサポートをすることになる。

 2人目は大谷慎太郎。光と友人の学年一のイケメン・朝霧のアシストによって麻里と少しずつ話せるようになるが、ある日彼女の秘密を知る。

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source : 週刊文春 2023年4月6日号