梅雨を蹴散らすような夏晴れの6月25日、さいたまスーパーアリーナ(SSA)を1万9000人の観客が埋め尽くした。「沢田研二LIVE2022-2023『まだまだ一生懸命』ツアーファイナル バースデーライブ!」。WOWOWで生中継されたライブは、ステージの両端に巨大スクリーンを設置、真ん中にはジュリーの精神を象徴する情熱の赤い旗が屹立した。
 

『ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒』を上梓した島﨑今日子氏が見た、75歳の沢田研二とは。

69人に徹底取材した『ジュリーがいた』

 万雷の拍手と歓声が迎えるなか、スタートからゲストの瞳みのる、岸部一徳、森本タロー、そして虎の着ぐるみを着たジュリーが姿を現して、ザ・タイガースのナンバーの演奏が始まった。会場は一気にヒートアップ。「シーサイド・バウンド」「モナリザの微笑」を歌った沢田が挨拶に立つ。

「ついに今日の日がやってきたという感じでございます。あの日から今日のことを夢に見て、夢でこうしようああしよう、どうしようと思いながら、今日までやってまいりました」

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source : 週刊文春 2023年7月6日号