アルトマンが日本に関心を示す理由

三木谷浩史「未来」 第99回

三木谷 浩史
ニュース 社会 国際

 アメリカの高校に通っている長男と一緒に、ChatGPTを開発したOpenAIのサム・アルトマンCEOに会う機会があった。長男はサムに対し、現在の「GPT-4」をフルライセンスで使うために「月に20ドルほどかかることについてどう思うか」という質問をしていた。月額20ドルと言えば日本円に換算して月額3000円くらい。この金額では、中学生や高校生がChatGPTを普段から勉強や研究に使うことは難しいだろう。

 そんな懸念を抱くのは、生成AIのようなテクノロジーを全ての人が日常的に広く使用することができれば、その国の知的レベルが飛躍的に上がっていくに違いないからだ。フルライセンスのChatGPTがそれこそ無料で使えるような仕組みがあれば、僕らの生活は今とはがらりと変わる。サムもその課題への対応策については考えていて、ひとまず学生向けのアカデミックライセンスを出すことを検討しているそうだ。

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source : 週刊文春 2023年8月3日号

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