保険金の不正請求問題で揺れるビッグモーター(BM)。不正や不審な行動の告発が相次ぐなか、ついにBM社員の逮捕にまで至ったのは8月31日のこと。
「事件があったのは京都府南丹市。BM社員が営業で客の自宅を訪れたところ、同業他社の社員と鉢合わせになりました。口論の末、他社の従業員を突き飛ばしたとして暴行の疑いで逮捕されています。車の下取りは相見積もりを取るのが当たり前で、ライバル社同士で客を取り合うのは普通のこと。ここまで大きく報じられたのは世間の関心がBMに集中していたからで、正直、タイミングが悪かった」(全国紙社会部記者)
BMと客を取り合った“同業他社”の名はまったく報じられていないが、どこだったのか。
「BMのライバルとして知られる、ネクステージです」
ネクステージは中古車販売でBMに次ぐ業界第2位の大手企業だ。東証プライムに上場しており、売上高は2022年に4100億円を突破。この10年で10倍の成長を遂げている。
BM内で横行していた保険金の不正請求が大きな騒ぎになっていた先月、ネクステージは率先して社内調査を実施。「不正な案件は確認されなかった」と公表している。
しかし、小誌には「ネクステージの不正を告発したい」という情報が続々と寄せられている。ネクステージの元社員は、同社の発表にこう憤る。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル