岡田彰布(阪神タイガース 監督)シーズンとはね、ちょっと違った攻めをしてくるよな。短期決戦やし、だから「センターに打て」いうたんや。大山には|鷲田康

野球の言葉学 第684回

鷲田 康
エンタメ スポーツ

 阪神が地味に勝った。

 セ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージは、阪神が広島を3連勝で下して9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。見事なスイープ劇は、いずれも投手戦を凌いで勝ち切ったもの。3試合で本塁打は、第1戦の森下翔太外野手が放った1本きりというところにも、阪神の地味な強さが表れている。

「いやそら、紙一重やと思うよ。初戦から言うとったけど、守り勝ちやな、はっきり言うて」

 こう戦いを振り返ったのは阪神・岡田彰布監督(65)だった。

CSでは監督のベンチワークが冴えわたった

 確かに守りの勝利である。3戦とも先取点は広島だったが、先発陣が最少失点で中盤まで我慢の投球を見せる。そして岡田監督が投手陣のMVPに指名した左腕・桐敷拓馬投手を筆頭に、リリーフ陣は3試合を通じて無失点という文句ない内容だった。と、なるとあとはどう点を取るか。3試合合計10得点と湿った内容の打線だったが、そこをカバーしたのが岡田監督のベンチワークだったのである。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2023年11月2日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫