阪神が地味に勝った。

 セ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージは、阪神が広島を3連勝で下して9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。見事なスイープ劇は、いずれも投手戦を凌いで勝ち切ったもの。3試合で本塁打は、第1戦の森下翔太外野手が放った1本きりというところにも、阪神の地味な強さが表れている。

「いやそら、紙一重やと思うよ。初戦から言うとったけど、守り勝ちやな、はっきり言うて」

 こう戦いを振り返ったのは阪神・岡田彰布監督(65)だった。

CSでは監督のベンチワークが冴えわたった

 確かに守りの勝利である。3戦とも先取点は広島だったが、先発陣が最少失点で中盤まで我慢の投球を見せる。そして岡田監督が投手陣のMVPに指名した左腕・桐敷拓馬投手を筆頭に、リリーフ陣は3試合を通じて無失点という文句ない内容だった。と、なるとあとはどう点を取るか。3試合合計10得点と湿った内容の打線だったが、そこをカバーしたのが岡田監督のベンチワークだったのである。

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source : 週刊文春 2023年11月2日号