阿川佐和子のこの人に会いたい　ゲスト・柄本佑

　出演映画多数、来年の大河ドラマでは藤原道長を演じるなど、俳優としてまさに脂の乗りきっている柄本佑さん。ご両親や弟さん、奥様のご家族など話に出てくる方々が全員役者の俳優一家には、驚愕エピソードも満載でした。

（えもとたすく　俳優。1986年京都府生まれ。2003年公開の『美しい夏キリシマ』で主演での俳優デビューを飾る。2018年公開の主演作『きみの鳥はうたえる』では、キネマ旬報ベスト・テンと毎日映画コンクールで主演男優賞を受賞するなど、出演映画・ドラマ、受賞歴は数多い。）

阿川　以前、奥様の安藤サクラさんにもこの対談ページに出ていただいたんです。その時は映画『百円の恋』でボクサーの役で減量したり太ったりを短期間にしなきゃいけなくて、旦那様にアドバイスをもらったという話をされていました。

柄本　ありましたね。10年前くらい。減量があって大変だというのは聞いていました。でも正直、お互いが出ている映画の内容の話はほとんどしないので。なんか頑張ってんなと横で見ていただけですよ（笑）。

阿川　次はこういう映画に出るみたいな話は夫婦でしないんですか、食事の時とかに。

柄本　するんですけど、監督は誰かとか、誰と共演とか、スタッフさんの名前を共有するくらいです。内容の話はほとんどしないかな。観る時のお楽しみという感じです。

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source : 週刊文春 2023年11月16日号

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