《榊英雄容疑者(53)逮捕》「すぐに出て来られないように……」女性捜査員が被害女優に語っていた“決意”《被害者は「冤罪という供述には怒りを覚える」》

「週刊文春」編集部

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 ボサボサに伸び切った髪に白いマスク、グレーのスウェット姿で送検される男。映画監督の榊英雄(53)である。「週刊文春」の性加害報道から約2年。被害を受けた女優の一人はこう語る。

 

「ついにこの日が来た」――。

 2月20日、榊は準強姦の疑いで警視庁捜査一課に逮捕された。社会部記者が解説する。

「逮捕容疑は2016年5月23日夜、港区のマンションの一室で、女優志望の20代女性に演技指導と称して性的暴行をしたというもの。『映画に出る時に、ヌードにならないといけないこともある』『タトゥーがあると大変だから裸を確認したい』などと、監督という立場を利用して犯行に及んでいたと見られます。『冤罪です』と否認していますが、警察は複数の女性から被害届を受理しており、余罪を調べている。自宅から押収されたSDカードには、複数の女性とのわいせつ動画が50点以上見つかっています」

送検される榊英雄容疑者 ©共同通信

映画2作が相次いで公開中止に

「週刊文春」は2022年3月、〈女優4人が覚悟の告白「人気映画監督に性行為を強要された」〉と題した記事で、榊の性加害を報じていた(同年3月17日号)。被害を受けた女優とその交際男性を含め、証言者はその後、8人に上った。いずれも手口は酷似しており、渋谷の居酒屋に食事に誘った後、駐車場やマンションの陰に連れ込み、行為に至っていた。また、ホテルや事務所に女性を連れ込むこともあった。当時、榊は一部の女優との関係は認めた上で「合意の上」などと主張していた。

 しかし反響は大きく、家庭内での性被害を描いた榊の監督作品「蜜月」などの2作の映画が公開中止になる事態に。その後もほかの監督やプロデューサー、俳優からの被害を訴える声は止まず、是枝裕和氏ら日本を代表する映画監督が声明を出すなど「#MeToo」のムーブメントは広がった。

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source : 週刊文春 電子版オリジナル

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