「性加害」榊英雄監督の性暴力を新たに4人が告発する

「週刊文春」編集部

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「性被害」を題材にした映画「蜜月」。小誌は先週号で同作の監督・榊英雄氏(51)から「性行為を強要された」と語る4人の女優の告発を報じた。同記事の電子版が発売された9日、映画は公開中止に。だがその後も小誌には次々と告発の声が寄せられている。

榊英雄氏(榊氏の会社のHPより)

 榊氏は先週号の取材に対し、4人中3人との関係を認めたうえで合意の上だと主張。榊氏から一人だけ「肉体関係があったことはない」と否定された人物がA子さんだ。実は彼女は、榊氏から性被害にあった直後、幼馴染に電話をしていた。その幼馴染に話を聞くと、2013年末のこととはいえ、衝撃の記憶は鮮明だった。

「仕事帰りに電話を受けたので時間は夜9時から10時の間だったと思います。電話を取った瞬間、声が震えていて、様子がいつもとまったく違うのに気づきました。警察に行った方がいいのかどうかという会話もした。酷く怯えていました」

 その後も相談は続いた。

「何度も泣きながら電話が来ました。『忘れたくても忘れられない。でも女優を目指しているから、誰にも話せない』と言っていました」

 さらに、前回匿名で証言したC子さんは、榊氏が「彼女の方から近づいてきて関係を持ちました」と回答したのを受けて、実名で顔も出して再度告発する、と決意した。女優でアクティビストの石川優実さんだ。榊氏にこう反論する。

石川優実さん

ベッドに放り投げられた

「携帯を見返しても明らかですが、榊氏の映画を見に行ったことをツイートしたら、彼の方から私のツイッターにダイレクトメッセージを送ってきたのがすべての始まりです。私は女優としての仕事がしたくて返事をしたのです」

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source : 週刊文春 2022年3月24日号

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