【前回までのあらすじ】「自分が高校生の頃、歌っている美月を見た」公判でそう明かした瀬尾。判決を目前に控えた八月下旬、奏は大分県別府市で瀬尾の高校時代の同級生・片桐といた。瀬尾の生い立ちを聞きながら、かつて二人がアルバイトしていた「キャバレー雅」跡のビルへと案内される。そのステージで「外山美月」を名乗る小学生の少女が歌っていたのだという。
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source : 週刊文春 2024年3月7日号