祝・芥川賞受賞! 受賞作を「生成AIを駆使して書いた」との発言で世界的ニュースとなった九段理江さんが、新刊『しをかくうま』を携えご登場。現代的な事象を扱う作風とは違い、意外に古風な一面も垣間見えました。
(くだんりえ 作家。1990年生まれ。埼玉県出身。2021年、「悪い音楽」で第126回文學界新人賞を受賞しデビュー。23年、『Schoolgirl』で第73回芸術選奨新人賞、「しをかくうま」で第45回野間文芸新人賞を受賞。24年、「東京都同情塔」で第170回芥川賞を受賞している。)
阿川 「東京都同情塔」での芥川賞受賞おめでとうございます!
九段 ありがとうございます。
阿川 芥川賞もすごいですけど、聞くところによると去年の11月にも野間文芸新人賞を「しをかくうま」で受賞しているそうで。大変な勢いじゃないですか。
九段 その「しをかくうま」が単行本になったので、今日はその話をしにきました。『東京都同情塔』のことは置いておいて……。
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source : 週刊文春 2024年3月28日号