《「大谷の主張を鵜呑みにはできない」起訴の可能性も…》水原一平元通訳の違法賭博 米スポーツ賭博の専門家が読み解く「大谷側の主張への違和感」「水原氏が証言を翻した理由」

「週刊文春」編集部

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「この“巨額な窃盗”が、2024年になってようやく大谷の知るところとなったというストーリーを信じることはできない。論理的に考えれば、もっと何か別の物語があるはずだ」

 

 こう語るのは、米国でスポーツ賭博やギャンブルを専門とする弁護士のダニエル・ウォラック氏。スポーツ賭博の専門家として地元・フロリダ州で複数のプロスポーツチームに助言したり、カリフォルニア州やニューヨーク州議会で証言するなど、第一人者として知られる人物だ。

常に一緒に行動していた大谷と水原氏 ©文藝春秋 

 ドジャース・大谷翔平(29)の元通訳である水原一平氏(39)をめぐる賭博スキャンダルに、日米が揺れている。

 疑惑はアメリカのスポーツ放送局ESPNによる一報から始まった。水原氏は当初「大谷選手が借金を肩代わりしてくれた」と弁解するも、その後、発言を撤回。一方、大谷の代理人は「巨額の窃盗」被害を訴え、大谷本人も日本時間の3月26日に会見で「僕は彼の借金返済に同意してませんし、ブックメーカーへの送金を許可したこともない」と改めて関与を否定した。

 今回、「週刊文春」はウォラック氏にZoomでのインタビューを実施。30分に及ぶインタビューで、ウォラック氏は「大谷が何も知らなかったというシナリオはあり得ない」と疑問を呈した。

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