文章を書き慣れていないからこそ表現方法が唯一無二になる、蠱惑的な文体というものがあります。
例えば最近、元横綱・曙が亡くなり、貴乃花が追悼文を寄せましたが、私に言わせれば彼はこの手の文体の大家。難解な熟語や画数の多い漢字を勢いでつけ加え、違和感のある言葉遣いが多出します。
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source : 週刊文春 2024年5月2日・9日号