米オートバイ「ハーレーダビッドソン」有名元ディーラーオーナーが実名・顔出しで告発する“4500万円返金トラブル”「返金に応じなければ訴訟も」

「週刊文春」編集部

2024/05/08

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ビジネス経済

「ハーレーダビッドソンジャパン（以下、HDJ）の横暴を報じた『週刊文春電子版』の記事を読んで思いました。『ああ、この企業の根幹にある体質は何一つ変わっていない』と。全国でディーラーを営む方々のためにも、全てを明かすことにしました。私は、あの会社に約4500万円を貸して、20年以上返ってきていないのです」

　実名・顔出しでこう告発するのは、アメリカのオートバイメーカー「ハーレーダビッドソン」のディーラーの元オーナー・西本光春氏（67）だ。

　HDJは、世界的人気を誇る「ハーレーダビッドソン」の日本法人。国内のディーラーは全てHDJと正規ディーラー契約を結んでいる。

　小誌はこれまで2度にわたって、HDJとディーラーの間で起きている数々のトラブルを報じてきた。過剰なノルマを達成するためにディーラーが車輛を自ら買い取る自爆営業が横行していること、毎月決められた車輛が本部からディーラーに強制配車され、顧客の希望する車輛が送られてこないこと、経営難から全体の1割に当たる店舗が閉業という選択をしたこと……。今、多くの現役ディーラー経営者が悲痛な叫びをあげている。

　そんな中、新たに小誌の取材に応じたのが、冒頭の西本氏だ。

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