日本ダービーが東京競馬場で開催された5月26日。この日、福島県・南相馬市には、旗指物をなびかせて疾駆する騎馬武者たちの姿があった。相双地方に伝わる伝統の祭典・相馬野馬追(そうまのまおい)の本祭りで、甲冑競馬が行われたのだ。
明治の改暦以降、七月の風物詩として親しまれてきた相馬野馬追。しかし今年から開催が二カ月前倒しされ、“競馬の祭典”と同じ日に甲冑競馬が行われるようになった。開催時期が変更された一番の理由は、馬への負担である。
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source : 週刊文春 2024年6月20日号