5月6日(月祝)
我が家は年一回の恒例行事に「家族写真」を撮ることにしている。カメラマンは友達のキッチンミノル氏。2012年に真打昇進した折の、AERAの「現代の肖像」の密着撮影が初対面。それ以来親しく付き合っている……というか、キッチンミノルがまとわりついてくる。公演はもちろん、寄席の楽屋にも来るし、海外公演にも自費でついて来たし、お互いの家族で旅行をしたことも。子供たちも大1高1中2と大きくなったので家族写真なんて嫌がりそうなものだが、「あー、そう。キッチンさんならいーよ」と受け入れている。弟子も「キッチンさんは0番弟子ですから」と言う。相手の懐に飛び込むのが上手い。今年も軽い調子で我が家のリビングで撮影、颯爽と帰って行った。最初の頃は向こうから「撮らせて下さい!」と言ってきたのに、近年は「いつ撮るの?」とこちらからお願いしている。写真を並べ見ると確実に老けつつある自分。この日は桜木町で喬太郎師匠との二人会→浅草→上野と寄席をこなす。
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source : 週刊文春 2024年6月27日号