選挙の時期になると、何かと話題になるのが無党派層の動向だ。なにせ、現在の日本で最も多数派なのは、自由民主党でも立憲民主党でもなく、無党派層と言われる、これという支持政党なし、の人々なのだから。
彼らが一種の熱狂ムードによって特定の候補者や政党に投票する流れが生まれれば、「××劇場」と呼ばれるような歴史的な大勝利がもたらされるし、これといった動きを示さなければ、唖然とするような低投票率で前職が再選を果たす。たぶん今後も日本の政治では、そうしたことが繰り返されていくのだろう。
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source : 週刊文春 2024年7月11日号