憲政史上最長となる8年8カ月間にわたり、内閣総理大臣を務めた安倍晋三。親族の不和、五輪汚職、裏金問題――長期政権の“遺産”は、日本政界に影を落とし続けています。突然の銃撃事件から2年。彼が遺した疑惑の真相を報じた「週刊文春」の記事を振り返ります。
《安倍晋三 一族の分断》昭恵夫人「安倍家脱出」VS 義兄夫妻「墓じまい画策」
7月8日の三回忌を前に、安倍家に異変が起きている。昭恵夫人は長年夫婦で暮らした富ヶ谷の家からの引っ越しを決意。亡夫が眠る山口県の墓を巡っても“対立”が――。
【徹底取材】安倍派「23億円」裏金作りを暴く!
派閥に特捜部のメスが入った。中でも政治資金収支報告書の不記載額が大きいのが、安倍派だ。一体、彼らはパーティで集めた巨額のカネをどのように処理しているのか。様々な資料を徹底精査する中で見えてきたのは――。
【森友事件】消えた佐川宣寿元国税庁長官を直撃!《最高裁からは新たな通知が…》
佐川さん、お元気そうで何よりです。森友学園との土地取引で「記録はない」と国会答弁する姿が全国にテレビ放映されました。あの頃とご様子はあまり変わらないようですね。せっかくつかんだ国税庁長官の地位を、公文書改ざんの発覚で手放す羽目になって6年。さっぱりお見かけしなくなって、どこに雲隠れされたかと思っていました。それがまさか銀座にいらっしゃっていたとは。
【五輪の闇を初告白】安倍晋三に裏切られ、森喜朗に嵌められて…
《五輪汚職》高橋治之被告(79)が独占7時間
「五輪は後で事件になるから」と招致の手伝いを 固辞した僕に安倍さんは「迷惑はかけない。 絶対に保証する」と約束した。なのに、事実に反した写真挿入位置指定森さんの供述で、僕は逮捕されてしまった。 実は業者から「森さんに、いくら渡せばよいか」と聞かれ、僕はこう告げていました――。
アッキーには切り捨てられ…安倍晋三の罪を被った男を直撃!
安倍晋三元首相の地元・下関には、かつて事務所を取り仕切る“筆頭秘書”がいた。選挙区事情に精通し、酒席の会話まで代議士に耳打ちする懐刀は、事務所に司直の手が迫ると、全ての罪を被った。しかしその姿は今――。
【解説番組】「これからもずっと統一教会を信じ続けるのだろう」
山上徹也被告の母に取材した記者が感じたこと《安倍元首相銃撃から約2年》
2022年7月、安倍晋三元首相を銃殺し、現在は大阪拘置所に収容されている山上徹也被告(43)。その母親であるA子さんが、延べ100分にわたり「週刊文春」記者の取材に答えました。
犯行の動機に大きく関わる立場であるA子さんは、これまでメディアからの取材に口をつぐんできました。統一教会への信仰心、そして息子への想い――。彼女は何を語ったのか。取材したM記者が解説します。
source : 週刊文春