人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
今回はある裁判の模様をお届けする。
その概要はこういったものだ。被告人X氏が車内(さほど混み合っていない)で、被害者A子さんの臀部を見て発したとされる言葉、“ええケツしとるのう”がひとり言であったか否か、そこが問われる裁判だ。
検察側の陳述――
「実際、その声がA子さんの耳に届いているわけで、ひとり言など、そんな言い訳は通じませんよ」
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年7月25日号