世は怪談ブームである。怪談の語り手たちと怪談の傑作選を揃え、怪談が息衝き、人々に伝播する道に迫る。真夏の怪談大特集。

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《怪談夜話》怪談は時代を映す鏡|島田秀平×ぁみ

 

 いま、日本のどこかで毎週のように怪談イベントが開催されている。なぜ怖い話が人を惹きつけるのか。芸能界きっての怪談の語り手が魅力を語る。

 

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《怪談夜話》怪談恐演①「客室乗務員」|三木大雲

 

 これは早川さん(仮名)という女性が体験された不思議なお話です。

 

 早川さんは航空会社の客室乗務員を務めています。ヨーロッパのとある国へのフライト。同僚4人と、ある高級ホテルに泊まることになりました。フライトの疲れもあって、すぐに寝てしまった早川さんは、夜中にふと目を覚まします。

 

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《怪談夜話》怪談恐演②「タクシー」|松嶋初音

 

 その日は、遅くまで仕事があって、帰りは友達とご飯を食べてから、友達に車で家に送ってもらったんです。時刻は12時を越えていました。助手席で私はスマホを見ていたのですが、ふと何か気になって顔を上げました。近所の交差点に差し掛かったところでした。横断歩道の手前に、女の人が見えます。渡るのか、渡らないのか……ちょっと妙な動きをしているんです。

 

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《怪談夜話》怪談恐演③「恨み」|一龍斎貞鏡

 

 私が初めて触れた講談での怪談は20歳の頃に聞いた「牡丹燈記」でした。演じたのは父である八代目一龍斎貞山。これは中国明代の怪異譚集「剪燈新話」に収められた一篇で、三遊亭圓朝師匠により翻案されて「牡丹燈籠」として有名になりました。妖しく美しい月湖のほとりに住む妻に先立たれた男が絶世の美女に出会う。

 

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《怪談夜話》怪談掌編「鶏」|澤村伊智

 

 私はかつて、とある中堅どころの出版社で雑誌の編集者をしていた。

 

 社名も、当時携わっていた雑誌の名前も伏せる。ただ、低俗なことで名を馳せたゴシップ誌や、「お菓子系」などと呼ばれていた男性向け雑誌、老舗アダルトゲーム誌を刊行する出版社だったことは明かしてもいいだろう。

 

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《怪談夜話 最恐オールタイムベスト》

江戸怪談の伝統を継ぐ 極上の怪談小説5選|東雅夫

 

 怪談は、短い話に限る! ……何の因果か怪談専門雑誌の編集長を十数年、創刊から終刊まで務めて、日本はもとより世界各地の怪談話を、あらかた読み漁ったあげくの最終結論が、それだった。

 

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《怪談夜話 最恐オールタイムベスト》

日常が揺らぎ出す 不安な怪談漫画5選|清野とおる

 

 ゴシックホラー、モダンホラー、スプラッタ、心霊オカルトなど、ホラーにはさまざまな種類がありますが、個人的には実話や体験談が好みです。「怪談」ですね。リアリティがあればあるほど、おぞましければおぞましいほど好きで、なるべく信憑性のパーセンテージが高いものを選んで楽しんでいます。

 

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《怪談夜話 最恐オールタイムベスト》

百鬼夜行、ピカレスク、ファンタジー

怖いけど観たくなる怪談映画・ドラマ傑作選|春日太一

 

 夏と言えば怪談。そこで、オススメの怪談映画・テレビ作品を紹介したい。

 

 まずは入門編的な映画として最適なのが、その名もズバリ『怪談』だ。小泉八雲の原作から「黒髪」「雪女」「耳無し芳一」「茶碗の中」という代表作をピックアップして構成されたオムニバス作だ。

 

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《怪談夜話 最恐オールタイムベスト》

人間よ、怪異に立ち向かえ!

ホラー映画の鬼才が放つ必見作|白石晃士

 

 今夏、映画館で大いに涼み、感動もしたいのならこの映画だ。8月23日全国公開の『サユリ』。監督を務めるのは白石晃士、原作は押切蓮介の同名マンガ。「異才」「鬼才」と称され、ジャンルの枠に収まらないそれでいて心底ドキリとさせられる作品を発表してきた2人だ。

 

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《怪談夜話 最恐オールタイムベスト》怪談が生まれる場所|及川祥平×朝里樹

 

 なぜ人は怪談に惹かれるのか。「心霊スポット」の発生と実態を研究する及川祥平さんと、古今東西の怪談、幽霊譚を収集・分析する朝里樹さんが、その真相に迫る。

 

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source : 週刊文春