いい人は監督としては成功しない。これは球界の定説である。どんな監督もチームが勝つためには狡猾になり、ときには有無を言わさず選手を駒として使い捨てる。そういう非情さがなければ成功はしない。
「そういう意味では広島の新井貴浩監督(47)は、異例の存在かもしれません。現役時代からちょっと抜けた愛されキャラですが、監督になってもそのまま。変に監督の威厳を振りかざすのではなく、選手が失敗しても『次に成功するように頑張ろう』とポジティブ思考に持っていく指導法。選手やスタッフだけでなく、報道陣も含めてとにかく周囲への気遣いがうまい。ホントにいい人なんです」(地元放送関係者)
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source : 週刊文春 2024年9月5日号