「麻生(太郎)さんとお話しして、出馬にはご理解を頂きました。つきましては、ご支援をお願いしたく……」
7月下旬、麻生派議員の電話が次々と鳴った。アナログな電話作戦を行うのは“3度目の正直”を目指す河野太郎デジタル相(61)だ。
8月26日、正式に総裁選への出馬を表明した河野氏。守旧派が目立つ自民党内にあって、既得権益を打破する「改革派」のイメージで鳴らしてきたが、
「今回は様相が違います。持論だった『脱原発』も、電力需要の高まりを理由に原発のリプレース(建て替え)にまで踏み込んだ。脱『脱原発』に変節したのです。党の幹部からは『よく言った』と評判は上々ですが、総裁のポスト欲しさに持論を捻じ曲げたのでしょう」(政治部デスク)
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source : 週刊文春 2024年9月5日号