「大学卒業後は三井銀行で、日本橋の本町支店に配属されまして……」
今年5月13日の夕刻、東京・日比谷の帝国ホテル。自民党の石破茂氏(67)は、企業経営者らでつくる「日本取締役協会」の会合でこう切り出した。だが、話はおかしな方向へ――。
5度目となる出馬表明の場に石破氏が選んだのは、地元・鳥取だった。
「8月24日、選挙区内の八頭町の和多理神社で出馬会見を開きました。周囲は“石破村”というぐらい石破姓の多い地区。1986年に初出馬した際に回り始めた政治家の原点とも言うべき場所。支持者から『背水の陣ですが、頑張ってください』と声援が上がっていました」(政治部記者)
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
source : 週刊文春 2024年9月5日号