〈ドジャース社長と、面談しました。スクリーンに看板がでれば、売れると思うよ。ちゅーる、頑張ってね、と言われた〉
今年3月20日、従業員に一斉メールでこんな業務報告をしたのは、あの企業の社長だった。
大谷が出場する試合中継を見ていると、必ず目に入る日系企業の看板広告。今シーズン、大谷が入団してから、ANA、大創産業、築地銀だこなど、計12社がドジャースとスポンサー契約を結んだ。
「大谷効果によって、外野壁面広告の売上だけで約9億円。昨年の約7000万円から13倍増になった。広告契約は掲出場所によって異なりますが、1年あたり3億円前後とみられます」(MLBライター)
看板広告のなかで一際目立つのが、「Churu」の文字が躍るバックネット下の赤い看板。缶詰製造大手・いなば食品の『CIAOちゅ〜る』の広告だ。
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source : 週刊文春 2024年9月19日号