いずれ劣らぬスーパースター同士の結婚は、やはり実現しなかった。昨年秋、突然秒読みの始まった松田聖子・郷ひろみの結婚劇は過熱する芸能ジャーナリズムをよそに、深刻な齟齬をきたしていたらしいのである。年が明け、「年内挙式」の声も出るなかで、松田聖子はついに意を決して、「破談」に至った事情を語りはじめた――。
※「週刊文春」創刊60周年企画「もう一度読みたい、あのスクープ記事60本」より、アンケート得票数の高かった記事を特別再録します。本記事は1985年1月31日号より転載。記事中の年齢や日付、肩書き等は掲載時のものです。
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「このことは今月の12日ごろ彼とふたりだけで、何度も電話で話し合いました。そうですね、そのころの話し合いがひとつのポイントになっています。いえ、両親はまったく知らないことだから……。
これからはね、じゃあ、お互いに違った道を歩みましょう、ということにしたんです。そうですね、そういう結論に達したんです。
……やっぱりどうしても私には仕事があったし……まあ、そうですね、あと……離れすぎていたというかね、お互いに話す時間というのも電話で会っていたりというだけで、限られちゃったということが……、そういうのってやっぱり大変ですよね、恋人同士で……。
それから、なんて言うのかな、例えば本当に結婚しようかなと思った時期に、パッとニューヨークから仕事の話がきちゃったりとかね、ちょっとタイミングがね、せっかく結婚しようと思った時にパッと仕事がきて、ちょっといまは無理だということになっちゃったりね。そうなると、お互いにじゃあどっちが大切なの、というようなことになっちゃったりね。
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source : 週刊文春 1985年1月31日号