1962年6月6日、東京生まれ。1987年に早稲田大学第一文学部文芸学科卒業後、テレビマンユニオンに参加。主にドキュメンタリー番組を演出。2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。主なテレビ作品に、「しかし…」(1991年)などがある。1995年、『幻の光』で映画監督デビュー。『誰も知らない』(2004年)『歩いても 歩いても』(08)『そして父になる』(13)『海街diary』(15)などで、国内外の主要な映画賞を数々受賞。2018年、『万引き家族』が第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。2019年、カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎え、全編フランスで撮影した日仏合作映画『真実(原題:La Vérité)』が第76回ヴェネチア国際映 画祭コンペティション部門のオープニング作品として正式出品。著書に『映画を撮りながら考えたこと』(ミシマ社)、『歩くような速さで』(ポプラ社)、『万引き家族』(宝島社)、近著に『こんな雨の日に 映画「真実」をめぐるいくつかのこと』などがある。