アジア・太平洋戦争はいかに終わったのか、なぜ天皇制は敗戦後も維持されたのか、日本史研究における大きな研究課題の一つであろう。その解明を試みた、戦争を知るための必読入門書であり、私自身の研究に影響を与えた本として、吉田裕『昭和天皇の終戦史』(岩波新書、1992年)を挙げておきたい。

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source : 週刊文春 2025年8月14日・21日号